岩倉市の「いのうえ耳鼻咽喉科」 院長の井上です。
最近急に寒くなり、朝晩ぐっと冷え込むようになりました。この時期 クシャミ・鼻汁を訴える患者さんが増えてきています。
秋の花粉症はブタクサ、ヨモギ、イネ科などの雑草の花粉がアレルギー性鼻炎を引き起こします。
ブタクサ
しかし 気をつけるのは雑草だけではありません。実は 秋はハウスダストによるアレルギー性鼻炎も増えるのです。
ダニは夏に繁殖しますが、秋になると一斉に死んでしまいます。このため、ダニの死骸やフンが増加・蓄積し、これに反応するため 秋にハウスダストによるアレルギー性鼻炎の患者さんが増えるのです。
先日当院を受診された患者さんの例です。
春だけ鼻がぐずるので、スギ花粉症だけと思い、長年過ごしてきました。今年はなぜか秋にも鼻がぐずるため、当院受診されました。
鼻👃の中をチェックすると↓
上記のような白っぽい鼻粘膜で、この時期にもアレルギー性鼻炎が存在が示唆されました。
当院が最近導入した「指先1滴の血液で41項目のアレルゲンが分かる検査機器」にてアレルゲンをチェックしたところ、ハウスダストが高度陽性でした。
この時期 鼻がぐずる方は、耳鼻咽喉科での鼻チェックをオススメいたします