ドロップスクリーン検査とは
ドロップスクリーン検査は、注射器を使わずに指先から1滴の採血で、花粉症や食物アレルギーなどの原因である41項目のアレルゲンを調べることができる検査です。
検査の結果は30分程度で判明します。
最近では、アレルギーになる年齢が下がってきており、幼児でも花粉症やアレルギー性鼻炎を発症することがあります。アレルギーは放っておくと、花粉症のような症状だけでなく、喘息などの呼吸器疾患、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患へ連鎖して広がることもありますので、早めの治療が大切です。
ドロップスクリーン検査は、小さなお子さん(2歳以降)でも検査をすることができます。
ドロップスクリーン検査の特徴
特徴1 わすか30分で結果を診断
従来の検査では、結果が分かるまで1週間程度かかりましたが、ドロップスクリーン検査では30分程度で結果が分かります。
検査当日に結果をお知らせすることが可能ですので、再度ご来院いただく必要はございません。(後日の結果説明も可能です。その場合は別途診察料が発生します。)
※ご希望の方が多い場合は、お待ちいただく場合もあります。
特徴2 小さいお子さんでも安心
指先から少量の血液をスタンプで採血するだけなので、注射が苦手な方や小さなお子さん(2歳以上)でも安心です。
特徴3 食物アレルギーの検査も可能
ドロップスクリーン検査では、卵・小麦・野菜/果物・魚類・肉類・牛乳・豆類・甲殻類など22種類の食べ物に関するアレルギー項目の検査が可能です。
ドロップスクリーン検査でわかる項目
アレルギーをひきおこす物質を避けて生活することは、治療の第一歩です。
検査結果が陰性であっても、全てアレルギー症状が出るわけではありません。
医師の診断に基づいて、適切な治療を行いましょう。
検査の流れ
事前予約が可能です。電話(0587-38-4133)までお電話下さい。
機器が2台あるため、同時刻に2名まで受付可能です。
3名以上の場合は応相談となります。
また、当日空きがあれば当日でも受付可能です。
検査の費用
- 子ども医療費受給者証をお持ちの方は無料で検査できます。
- 3割負担の方で5,000円程度になります(別途、診察料・処置料・処方箋料などがかかります)。
注意していただきたいこと
多項目同時測定の検査(VIEW39など)全般で言えることですが、食物に関して偽陽性が出やすいため、ケースにはよりますが、食物アレルギーの診療にはあまり向いておりません。
- ダニや花粉など吸入抗原のスクリーニングに適した検査だということをご承知ください。症状、検査結果などで食物アレルギーが疑わ れる場合は食物負荷試験など精密検査ができる医療機関を紹介いたします。
- 血液型は調べることが出来ません。また、総IgE(別名:非特異的IgE検査、全体的なアレルギーの程度、アレルギー体質かどうか知るもの)も調べることが出来ませんので、ゾレアを導入するには別途 腕からの採血が必要です。
- 症状、年齢(対象年齢は2歳頃~成人)によって検査をお断りすることがあります。
- 検査結果がエラーになってしまった場合は再度検査を行わせていただく場合があります。
- ドロップスクリーン検査の電話予約をとった方であっても、当日オンライン予約システム(チェックオン)順番とりをお願いいたします。