先日のことですが、逆流性食道炎が原因で声帯に病変が出来た患者さんがおられました。
「喉頭肉芽腫」と呼ばれる病変です。
喉頭肉芽腫とは、声帯の後部にできる肉芽(炎症組織)です。腫瘍ではありません。逆流性食道炎(GERD)や大きな声を出しすぎて声帯を酷使していたり、気管内挿管や麻酔による刺激などが原因となって発症します。
今回は、胃酸の逆流が原因と考えられるため、プロトンポンプインヒビター(PPI)と呼ばれる酸分泌抑制剤で治療を開始しました。
ゲップが度々出る、胸やけ、のどの違和感や圧迫感、咽頭痛、声枯れ
上記症状のある方は一度 耳鼻咽喉科で「のどをチェック」しても良いかもしれません。