健診で「扁桃肥大」を指摘される子供さんがおられます。
この場合の扁桃とは、口蓋扁桃のことです。口蓋扁桃の大きさは個人差も大きく、また年齢によって大きさも変化します。2歳から次第に肥大して、5~7歳で最大となり、その後ゆっくりと縮小していきます。口蓋扁桃の大きい子供さんはこんな感じです↓
大きいだけでは問題はありません。大きくて、かつ以下の症状がある場合に手術適応となります。
・物理的な閉塞をきたす場合:常時大きないびき・無呼吸がある、睡眠中陥没呼吸、常に口呼吸、食事に時間かかる
・炎症が強い場合(習慣性扁桃炎):扁桃炎を年3回以上繰り返す
子供さんが睡眠障害・いびきを起こす場合は、扁桃肥大だけではなく他の種々の病気が考えられます。
夜間無呼吸・いびきのある子どもさんは、当院HPの子供の病気 睡眠呼吸障害・いびき をご覧の上で受診をお勧めいたします。