他院でRSウイルスと診断されている患者さんで、中耳炎を合併している幼児の方がおられました。
RSウイルスと診断されている乳幼児で、中耳炎を合併している率は2歳未満で70%、2歳以上で30%と言われており2歳未満で高率です。
『 RSウイルスについて 』
- 【原因】RSウイルスの感染でおこります。RSウイルスの感染力は非常に強く、2歳頃までにほぼ100%の子供がかかります。一度かかっても免疫が十分に出来ない為に何度もかかる可能性があります。
- 【症状】熱・咳・鼻水で始まり、熱は1~2日で治まりますが、咳・鼻水が1~2週間続くのが特徴です。1歳未満(特に生後6か月以内)の乳児の場合は、ウイルス初感染の可能性あり、高熱が続く・痰絡み咳・鼻水がダラダラ続き重症化しやすい といった特徴があります。
- 【合併症】
中耳炎:2歳未満で70%、2歳以上で30%と言われています。中耳炎が治ってからの再発率も高く、1か月以内での再発率は30%と言われています。
急性細気管支炎:細気管支炎による喘鳴が特徴です。喘鳴を伴う呼吸困難の症状(ゼイゼイ、ヒューヒュー)を示します。 - 【診断】診断キットを用います。
- 【治療】特効薬は無く対症療法がメインとなります。
2歳未満のRSウイルス患者さんは耳鼻咽喉科で中耳炎チェックをお勧めいたします。