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耳鼻咽喉科は見える病変が多い

2017年4月29日

先日の事ですが

昨日からのノド痛み・熱発37.4℃・倦怠感で受診された患者さんがおられました。普段はほとんど風邪ひかないとのこと。倦怠感も強くインフルエンザを心配されておられました。ノドを診たところ
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・(口蓋扁桃の内側にある)咽頭側索と呼ばれるリンパ性の組織が、炎症を起こしている状態です
・さらに 後鼻漏こうびろう:鼻から喉にかけて鼻水が落ち続ける症状のこと)も認めます

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こういった場合は上咽頭の炎症が考えられるので

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ファイバーを使います

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↑画像で、上半分の粘膜に膿が付着しており、上咽頭炎の状態です(上咽頭もリンパ組織が多数集まっています)。

《まとめ》
・風邪が原因、『 咽頭側索炎・上咽頭炎 』 の状態
・咽頭痛、熱は数日間続く

患者さんに画像を見ていただき、上記である旨ををお伝えしました。原因が分かり安心されたようでした。

耳鼻咽喉科は、字のごとく『みみ・はな・のど』をメインとした科なので病変部分が見えることが多いのです。

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