最近注目されているヒトメタニューモウイルスですが、迅速検査キットを導入しました。インフルエンザキット同様 鼻腔内に綿棒を挿入し3~8分程で診断可能です。
「ヒトメタニューモウィルスって何?」と思われるかもしれませんが、ここでヒトメタニューモウィルスについて述べたいと思います。
ヒトメタニューモウィルス感染症
誘因原因
気管支炎・肺炎などの呼吸器感染症をひきおこすウイルスの一種です。1~3歳の幼児の間で流行しやすく、3~6月にピークをむかえます。
症状
①咳(7日間続きます)
②熱(高めの熱が3~5日間続きます)
③鼻汁、のどがヒューヒュー・ゼイゼイ(=喘鳴)
検査
簡易検査キットを使い3~8分程で分かります。
治療
特効薬は無く対症療法が主体になります。発熱に対しては解熱剤を使用し、喘鳴を伴う呼吸器症状に対しては痰の切れを良くする薬や気管支拡張薬を用います。
ポイント
保育園・幼稚園や小学校などでの集団感染に注意する必要があります。流行状況を把握し、手洗い・うがいに努めましょう。