「風呂で耳に水が入るから」という理由で毎日綿棒使用しておられる方がいます。
毎日綿棒で強く擦っていると↓
耳の入り口が炎症を起こして高度に腫れた状態です。奥の鼓膜が全く見えません。
また
耳垢は本来 外耳道の外側にしか出来ません(赤の矢印)
綿棒でそれを押し込んでしまう事があります(青の矢印)
押し込まれた耳垢の拡大像です
こうなると、耳鼻科で除去する必要があります。
耳の触りすぎにはご注意下さい。
tel 0587-38-4133ヨイミミ
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「風呂で耳に水が入るから」という理由で毎日綿棒使用しておられる方がいます。
毎日綿棒で強く擦っていると↓
耳の入り口が炎症を起こして高度に腫れた状態です。奥の鼓膜が全く見えません。
また
耳垢は本来 外耳道の外側にしか出来ません(赤の矢印)
綿棒でそれを押し込んでしまう事があります(青の矢印)
押し込まれた耳垢の拡大像です
こうなると、耳鼻科で除去する必要があります。
耳の触りすぎにはご注意下さい。
先日のことですが、5年越で「鼓膜表面の耳垢除去」が終了した7歳の子供さんがおられました。
5年前の所見です↓ 鼓膜表面に薄い耳垢を認めます。
半年経過した所見です↓ 薄い耳垢が、徐々に厚みを増してきました。耳垢を柔らかくする液体を使いましたが、上手くいきませんでした。
↓これが先日の所見です。鼓膜表面にキャラメル様の硬さの耳垢が付着している状態です。
5年前は2歳でしたが、現在は7歳と成長したため、処置可能と考え器具で除去しました。
処置中は全く動くことなく頑張っていただきありがとうございました。
耳垢除去後 うるさいくらい良く聞こえる ようになったようです。
散髪後に「耳に水が入った感じがする」との主訴で患者さんが受診されました。
「どれどれ どんな感じでしょうか」と耳の入り口を診てみる👂と髪の毛が・・
その先端はこうなっていました↓5/21付けの当院ブログでもお伝えしましたが、鼓膜表面に髪の毛が触れている状態です。
患者さんの訴えは、「耳がムズムズ」ではなく「水が入った感じ(=耳閉感)」なのです。
人間の耳は敏感ですねー。
クリニック周辺の田んぼの田植えが始まっています。
苗はこれです↓機械を使って一気に田植えをしていました。
完成した様子はこれです↓田んぼのカエルさんたち🐸 は絶好調🎙です。
6/4天気は快晴です。
名古屋市立大学病院で行われた「補聴器の講習会」に参加してきました。
講師は、済生会宇都宮病院 耳鼻咽喉科 主任診療科長、聴覚センター長 新田清一先生
「補聴器による聴覚リハビリテーションの考え方と実際」
「補聴器の両耳装用の適応と適合の実際」
「補聴器と人工内耳の両耳装用」
について聴講してきました。
専門の先生はやはり奥が深いですねー
健常人には分かりにくいのですが、「聞こえない」と本当に不自由します。
今日も非常に勉強になる内容でした。
「開業医のための呼吸器疾患セミナー」に参加してきました。
演題は 『長引く咳について』
講師は 陶生病院 呼吸器・アレルギー疾患内科部長 近藤康博 先生です。
このセミナーに毎回参加しています。今回も実臨床に即した非常に興味深い内容で、たいへん勉強になりました。
「耳たぶに血の様なものがある」との主訴で受診された患者さんがおられました。
耳たぶに『ニキビ様のもの』がありました↓
念のために耳内を観察してみると
何か人工物の様なもの が
摘出したものがこれです↓患者さんいわく 「耳つぼマッサージに使う物」とのこと。
これとシールがセットになっており、それらを耳に貼って耳つぼマッサージをするようです
“ うーん なるほど ”
しかしこれは一体何で出来ているのでだろうか🔬 プラスチック❓
耳つぼマッサージ&この謎の物質に興味深々です。
「鼻にビーズを入れてしまった」とのことで子供さんが受診されました。
鼻の中を観察したところ、ありました。ビーズです↓隙間なくギュウギュウの状態です。
動くことなくお利口さんでしたので無事摘出することが出来ました。
摘出した物はこれです👇
ご協力いただきありがとうございました。
5/31は最終日でした。
居残りのスタッフさんへ差し入れをしました。チキンマックナゲット🍗、マックシェイク ベリーベリー、濃厚焼きチーズタルト🧀
スタッフさん いつもありがとうございます🙏
「耳たぶの腫れ」の患者さんが受診されました。
正式名称は、「耳介血種(じかいけっしゅ)」と言います。
穿刺穿刺(せんし)(=針を刺す)で小さくなりました。
ここで耳介血種について述べたいと思います
耳介軟骨の表面は軟骨膜に覆われていますが、その膜は出血しやすい特徴があります。耳への圧迫などの刺激が繰り返されて軟骨膜下の出血が起こり、血腫をつくります。
【原因】耳介が何かに強くぶつかるなどの物理的な刺激が原因です。 柔道・相撲・レスリングなどの競技で多く起こります。
【治療】穿刺(=注射針を刺す)・吸引で血液を除去できますが、圧迫しておかないと再発します(圧迫しにくい場所ですが)。より確実性の高い方法もありますが、総合病院へ紹介となります。
【予後】一度耳介血腫が起こると、再び耳介血腫が起こりやすくなり、治癒後は耳介が変形する等の後遺症が残りやすいです。 耳介血腫を何度も繰り返していると耳介の変形は強くなります。
柔道をやっておられる方の血種は大きく、再発もしやすいので注意が必要です。