秋ですね。
クリニック周辺の田んぼの稲刈りが始まっています。
秋ですね。
クリニック周辺の田んぼの稲刈りが始まっています。
北側植栽の刈込みを行いました
before
after
これでしばらくは大丈夫でしょう
先日のことです。 2歳の子どもさんが、「鼻にペンが入った」「鼻さわると痛い」と主訴で受診されました。
さっそく鼻鏡を使用して鼻内を観察してみます
そこで見えてきたものは
何か紫色のものが
さらに近づいてみると
確かに何か入っています
きっちり入っており力が必要でしたが、何とか取り出せました
これは一体? 広げてみると
丸めた紫色の画用紙でした
それでは、「ペンは一体」と思い
鼻に入れたペンを見せてもらいました。
もしかして 鼻に入ってしまった画用紙を このペンで取ろうとしたのでしょうか
先日 飛行機乗った際の「耳痛・難聴・耳閉感」を主訴に当院受診された患者さんがおられました。
2日前の行きの飛行機で右耳がおかしくなり、軽快したものの 翌日の帰り機内で右耳が再度悪化し、左耳も同様の症状が出たとのことでした。
耳を診てみると「航空性中耳炎」の状態でした↓
ここで「航空性中耳炎」について述べたいと思います。
航空性中耳炎
耳と鼻をつないでいる管を「耳管」といいます。通常は閉じていますが、嚥下やつばを飲む時だけ開いて圧の調整をおこなっています。飛行機の上昇・下降に伴い圧が変化しますが、風邪やアレルギーで鼻の粘膜が腫れると、圧調整がダメで耳の内部(中耳)に炎症や出血を起こすことがあります。これが「航空性中耳炎」です。
治療と予防:
繰り返し起こすことが多いので、事前の予防が重要です。風邪をひいたり、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎などがある人は予め治療をして「搭乗前に鼻を整えておく」ことが最も重要です。
機内で症状が出だしたら、飴を舐めたり、唾を繰り返し飲んでみます。不変の場合は、鼻をつまんで唾を飲み込む 「トインビー法」をおこないます。着陸後も症状が続く場合は耳鼻科を受診しましょう。薬で治療しますが、重症の場合は鼓膜切開をおこなう事もあります。
着陸して翌日も耳症状が続く場合は耳鼻咽喉科を受診しましょう。
子供さんが、「鼻汁」を主訴に当院を受診された場合、鼻鏡という器具を使って鼻内を観察します。
鼻の中を診ていると、いろんなことが分かる場合があります。
まずは正常な鼻の粘膜です↓
正常な鼻粘膜はやや赤みを帯びて見えます
次に「アレルギー性鼻炎」がある場合の鼻の粘膜です↓
粘膜が蒼白で浮腫状になっています
くしゃみ連発・眼痒み 等があれば「アレルギー性鼻炎」の可能性大です。
また、成人女性の方で↓の様な方が時々おられます。
鼻粘膜に「白い粉様のもの」が付着しています。
皆さん これが何か分かりますでしょうか?
答えは、『お化粧のファンデーション』です。
気付かないうちに鼻に吸い込んでいるのですね。
「耳の痛み」で受診される子供は多いのですが、今回は耳鼻科医が
・鼓膜のどこを診ているのか
・それで何が分かるのか
・中耳炎で長期通院する理由は何か
について簡単にお話をしたいと思います。
①まずは正常な鼓膜です。鼓膜の奥(=中耳)には貯留液は認められません。
②次に急性中耳炎の鼓膜です(中耳は膿で充満です)↓
③最後に滲出性中耳炎の鼓膜です(中耳に、airと滲出性貯留液を認めます)↓
②で、膿性の中耳貯留液が長引くと↓
上記の様に鼓膜裏面に、肉芽 (「にくげ」→炎症により生じた結合組織のこと)が生じることがあります。
この様な場合は、肉芽がきれいになるのに時間がかかるのです。
本日はクリニック定期清掃の日でした。
朝一番からテキパキと清掃していただき
床はピカピカになりました。
さすがですね。業者さんの「プロ意識」を感じました。
業者さんいわく、夕方にもう一軒仕事が入っているとのこと。
皆さん頑張っていますね💪
私も頑張ります。
9/20PM診察終了後に名古屋市内で行われた「東海喘息研究会」に参加してきました。
演者は、帝京大学内科学講座 呼吸器・アレルギー学教授 山口 正雄先生
演題は、「気管支喘息および背景にあるⅠ型アレルギーへの最新アプローチ」
アレルギーにおける 「脱感作」と「減感作(アレルゲン免疫療法)」の違い・作用機序・実例について聴講してきました。
最新の研究内容のものが大半でした。研究会で得た知識を、明日からの診察に役立てたいと思います。
本日のことです。たまたま クリニックの植栽を覗き込んだところ
何と「ドングリ」が
どこにあったかというと、ここです↓
「🐦さん or 🐿さんが運んで来たのか?」と思いましたが、ふと真上を見上げてみると
ありました
クリニックは開院8年目ですが、これまで気づきませんでした(ちなみに植栽は植え替えていません)。
新たな発見 あるのですねー。
9/16(土)診察終了後に名古屋市内で行われた「メニエール病研究会」に参加してきました。
演者は、新潟大学 耳鼻咽喉科教授 堀井 新 先生
演題は、「メニエール病の成因と治療ー特にストレスと心理的側面に関してー」
メニエール病はめまいを症状とする代表的な病気です。
講演内容は以下のようでした。
・新診断基準(2017年)が出来たこと
・メニエール病の病態である「内リンパ水腫(内耳のリンパ液が水ぶくれになる状態)」の画像診断には3.0テスラの高精度MRIが有用であること
・疲れ・ストレス・睡眠不足はやはり良くない。生活習慣の改善は必須である。認知行動療法など「こころ」へのアプローチも有用
専門の先生はやはり奥が深いです。