「鼻の中にビーズが入った」とのことで、2歳の子供さんが受診されました。
「自分で入れた」とお母さんに伝えたようです。
受診する前に、自分で出そうとして鼻を何度も 「 フーン! フーン! 」していたようです。
「2歳の子供さんが、何とも可愛らしい」 と思いながら 鼻の中を観察してみると↓
ビーズがありました
穴の開いたビーズのため、穴にピンセットを入れて無事摘出完了。
まったく泣くこと無く 本当にお利口さんな2歳のお子さんでした。
「鼻の中にビーズが入った」とのことで、2歳の子供さんが受診されました。
「自分で入れた」とお母さんに伝えたようです。
受診する前に、自分で出そうとして鼻を何度も 「 フーン! フーン! 」していたようです。
「2歳の子供さんが、何とも可愛らしい」 と思いながら 鼻の中を観察してみると↓
ビーズがありました
穴の開いたビーズのため、穴にピンセットを入れて無事摘出完了。
まったく泣くこと無く 本当にお利口さんな2歳のお子さんでした。
先日のことです。
「鼻水」を主訴に小学生の患者さんが受診されました。「耳痛」もあり、お母さん曰く 最近「聞き返しが多い気がする」とのことで、鼓膜を観察してみました。
ここでまず 正常な鼓膜写真を示したいと思います↓
鼓膜の奥の構造物が少し透けて見えます。
次に「鼓膜の奥に貯留液がある」写真です↓
この様に耳鼻科医は、鼓膜表面もさることながら、鼓膜を透かしてその奥を診ているのです。
ここで今回の患者さんの鼓膜所見です↓
「透けて見えない」状態になっていました。
この様な状態で考えられることは
何度か中耳炎を繰り返したことがある or 以前にブログで紹介した 例の❓スポーツ が考えられます。
ここで突然
Drから(お母さんに質問):「もしかして水泳やってます❓」
お母さん:「ハイ 週5回通っています」
やはり水泳🏊でした 週5回とはすごいです。水泳を毎日やっている方は鼓膜を見ると分かるのです。
先日のことです。
「口唇が白くなっている」とのことで受診された子供さんがおられました。
口唇の内側を診てみると↓
口唇の粘膜が「ぷくっ」と膨れていました。
これは「下口唇のう胞」と言われる病気です。
これは中に唾液がたまり、風船のように膨らむことによって生じたもので、「下口唇のう胞」といいます。皮下組織に汗腺があって汗が分泌されるように、唇の粘膜下には多数の小唾液腺(=唾液を作る組織)があり、唾液を分泌しています。したがって、唇を噛んでしまって小唾液腺が傷つくと、唾液が正常に分泌されず粘膜下で溜まってしまうことがあり、下口唇のう胞が生じるのです。
原因:口唇をかんだ場合に出来やすいという説もありますが、はっきりした原因は分かっていません。
症状:唇が少し腫れているような感じがするだけで多くの場合、痛みはありません。
治療:稀ではありますが自然に治ることもある為、しばらくは様子をみて治りが悪いようであれば外科的切除がベターです。その場合は総合病院の耳鼻咽喉科 or 口腔外科へ紹介となります。手術としては外来で局所麻酔後にメスを用いて嚢胞だけでなく、原因となった小唾液腺も切除します。切除後は糸で縫合します。
唇に上の写真の様なものが出来ておられる方は耳鼻咽喉科を受診することお勧めいたします。
3/3(土)診察終了後に名古屋市内でおこなわれた講演会へ参加してきました。
演題は、『鼻・副鼻腔炎症性疾患に対する薬物療法』
演者は、川崎医科大学 耳鼻咽喉科学 講師 兵 行義 先生
内容は以下のようでした。
スギ花粉症において、鼻以外の随伴症状として、ノド痒み・咳・痰 等がある。
特に鼻閉がひどいと口呼吸となり、咳が出やすいと言われている。
花粉時期の夜間鼻閉・咳の存在→睡眠障害をきたす→生活の質や労働生産性の低下をきたすので、花粉時期にいかに鼻閉をコントロールするかが重要と言われている。
スギ花粉が飛び始めています。鼻・眼の症状がある方は、早急な受診をお勧めいたします。
最近注目されているヒトメタニューモウイルスですが、迅速検査キットを導入しました。インフルエンザキット同様 鼻腔内に綿棒を挿入し3~8分程で診断可能です。
「ヒトメタニューモウィルスって何?」と思われるかもしれませんが、ここでヒトメタニューモウィルスについて述べたいと思います。
ヒトメタニューモウィルス感染症
誘因原因
気管支炎・肺炎などの呼吸器感染症をひきおこすウイルスの一種です。1~3歳の幼児の間で流行しやすく、3~6月にピークをむかえます。
症状
①咳(7日間続きます)
②熱(高めの熱が3~5日間続きます)
③鼻汁、のどがヒューヒュー・ゼイゼイ(=喘鳴)
検査
簡易検査キットを使い3~8分程で分かります。
治療
特効薬は無く対症療法が主体になります。発熱に対しては解熱剤を使用し、喘鳴を伴う呼吸器症状に対しては痰の切れを良くする薬や気管支拡張薬を用います。
ポイント
保育園・幼稚園や小学校などでの集団感染に注意する必要があります。流行状況を把握し、手洗い・うがいに努めましょう。
2/28(水)は2月最終日でした。
レセプト(診療報酬請求明細書)にて残業のスタッフさんへ差入れをしました。
先月はモスバーガーが臨時休診だったため “今月こそモスバーガー” と思っていましたが、スタッフさんの希望もあり、マクドナルドに決定
箱で分かりにくいのですが
中身は カケテミーヨ チーズボロネーゼ🍟↓ 衝撃の530kcal とってもアメリカン
マックフルーリー 超オレオ↓
スタッフさん 今月もありがとうございました🙏
先日のことですが、「鼻に発泡スチロールが入った」との主訴で夕方に1歳の子供さんが受診されました。
今朝、床にバラバラになった発泡スチロールの存在に母親が気付き、その後から鼻を触る様なしぐさが続いていたようです。入浴後に鼻の中に「白い物体」が見えた為、当院受診されました。
早速 鼻の中を観察してみると↓
「白い物体」がありました
器具を使用して摘出を試みるのですが、発泡スチロールの為、滑って上手くいきません。「白い物体」がさらに奥に入ってしまうと、咽頭側へ落下し気管内異物となる可能性もあります。
違う器具を使って、何とか摘出することが出来ました
摘出した物はこれです↓
意外と大きい発泡スチロールでした。
無事に摘出することが出来て安心しました。
2/24(土)診察終了後に名古屋市内で開催された講演会に参加してきました。
演題は、「小児感染症 -その特徴と対策- 」
演者は、名古屋市市立西部医療センター センター長 鈴木 悟先生
内容は、小児で多い感染症
・インフルエンザ
・RSウィルス感染症
・マイコプラズマ肺炎 が中心でした。
また 今 話題の『隠れインフルエンザ』についての話もありました。
『隠れインフルエンザ』は、やはり確実に診断し治療することが必要。
理由は、罹患している本人は熱なく元気であっても感染力を有している為、無意識のうちに周囲へインフルエンザウィルスを拡散させてしまうため。
何事においても、確実に診断し治療することが必要と思いました。
「右耳痛」で受診された子供さんがおられました。
右耳内を見てみると↓
耳に何か白いものが
紙でしょうか
摘出してみると↓
やはり 紙 のようです。
広げてみると↓
意外と大きい
「なぜ耳に紙が入っているのだろう」と思って子供さんに聞いてみました。
Dr:「自分で入れたの?」 → ニコニコ😊としながら帰って行かれました。
「前日からの鼻汁」を主訴に受診された子供さんがおられました。
鼻内を診察してみると↓
鼻汁と一緒に、何か人工物が見えます。
ファイバーで見ながら
Dr:「これは何でしょうかねー」「鼻に何か入れましたか?」と尋ねてみると
母:「先程うどんを食べました」
Dr:「うどん?」「そうか、うどんか」 → 早速ピンセットで取り出してみると↓
うどん でした
ドロドロになっていないことを考えると、先程入ったとものと考えられます。
乳幼児のお子さんがおられる親御さんは気を付けましょう。