2018年4月8日
4/7(土)診察終了後に名古屋市立大学病院 🏥 で行われた講演会に参加してきました。
演題は「聴覚過敏の診断と治療」 👂
演者 🎙 は 福岡大学 耳鼻咽喉科教授 坂田 俊文 先生 です。
内容は以下のようでした。
・聴覚過敏と耳鳴は発生機序が似ている部分が多い
・聴覚過敏の治療目標は、症状の完全消失ではなく日常生活に支障がないレベルまでもっていくことである
・メンタル的な病気が背景にあることも多く、認知行動療法に準じたアプローチが必要な場合がある
うーん 専門の先生は、やはり奥が深いです。
今回も大変勉強になりました。
明日からの診療に活かしていきたいと思います。
2018年4月6日
先日のことです。
「3日前から鼻汁・眼痒み」を主訴に受診された子供さんがおられました。
鼻を観察してみると↓
浮腫状に腫れており、「スギ花粉症」と診断しました。
ここで耳を診てみると↓
鼓膜の奥(中耳腔)に貯留液が貯まった状態です(特に右耳は出血した様な色調です)。
花粉症が原因で、「鼻を強くかむ・すする」→「耳の奥に液が貯まる」という状態になっていました。
抗アレルギー薬を処方し2週間ほど治療したところ↓
(赤線部分に名残はありますが)すっかりきれいになっていました。
「正しい鼻のかみ方」ですが、以下の点に注意しましょう
・片方ずつ かむ(反対側の鼻を塞ぐ)
・強くかむのではなく、ゆっくり小刻みにかむ
鼻のすすりすぎは良くないですね。
花粉症の皆さん 「鼻のかみすぎ・すすりすぎ」に注意しましょう。
2018年3月31日
花粉症シーズンでお疲れのスタッフさんへケーキ 🍰 の差し入れをしました。
岩倉市内のケーキ屋 🍰 さんにケーキを買いに行ったのですが、「岩倉桜祭り🌸」の影響で道路は大混雑です。
スタッフさん 今月もどうもありがとうございました🙏
2018年3月31日
岩倉市五条川の桜は満開🌸🌸です。
「岩倉桜まつり」が3/30(金)~4/8(日)まで開催されます。
そのため、3/31(土)はクリニック周辺の道路が大変混雑する可能性がございます。
お時間にゆとりをもって受診されることをお勧めいたします。
2018年3月30日
「科学漫画 サバイバルシリーズ」
「ロボット世界のサバイバル」のシリーズ 1~3を揃えてみました。
読んでいくうちに知識が増えていく 科学漫画です。キッズルームに置いてあります。
興味のある方は是非読んでみて下さい。
2018年3月27日
3/27(火)午後の診察終了後に夜桜見物🌸に行ってきました。
行先はクリニックから西へ600m程のところにある岩倉市の五条川です。
五条川の桜並木は愛知県内2位の人気の高いお花見スポットです。
桜はほぼ満開ですね。
恒例の「岩倉桜まつり」は3/30(金)~4/8(日)まで開催されます。
人がいない屋台が何だがさびしく見えます。
2018年3月25日
今回は子どものアレルギー性鼻炎のお話です。
ダニ・ハウスダストが原因で一年中 くしゃみ・水様鼻汁・鼻閉(いわゆる通年性鼻アレルギー)で困っておられる子供さんがいます。これまでは、抗アレルギー作用のある内服薬・点鼻薬で治療してきましたが、これらの治療にもかかわらず鼻症状が重篤で緩和されない方が少なからずおられました。
そんなお子さん・お母さんに朗報です。
ダニアレルギーの舌下免疫治療薬 「ミティキュア」の小児適応が拡大されました。
対象患者さんが、これまでは12歳以上となっていましたが、これからは5歳以上の子供さんに使用可能となります。
5歳以上の子供さんで一年中 くしゃみ・水様鼻汁・鼻閉で困っておられる方は一度耳鼻咽喉科で相談されることをお勧めいたします。
2018年3月22日
3/14に発売になった インフルエンザの新薬「ゾフルーザ」
についてメーカーさんから説明をしていただきました。
シオ●ギ製薬さんから発売された純国産の抗インフルエンザの新薬です。これまでの治療薬とは作用機序(効くポイント)が全く異なり、早い段階で効くため高い効果が期待されます。
ポイントは
★ 1回飲むだけで良い
だたし錠剤のみとなっております(小さいですが)
価格も既存の薬とほとんど変わらないようです。
新薬が出てくるのは患者さんにとって喜ばしいことです。
2018年3月18日
連日 スギ花粉症の患者が受診されていますが、「耳鼻科医がどのようにスギ花粉症を診断しているか」について、述べたいと思います。
よくあるケースですが
幼稚園の子供さん
3日前より「水様鼻汁」「くしゃみ」「眼の腫れ」で受診。
お母さんより、「風邪か花粉症かが知りたいです」
診察手順として
①まずは問診 くしゃみ連発の有無、眼痒み、例年春がどうだったか など
②鼻粘膜を観察
通常はこの様にやや赤っぽく見えますが↓
スギ花粉症の場合は蒼白で浮腫状です↓
③最後に採血でスギ抗体をチェックすれば確定です(通常は採血まではしませんが)。
他に参考とする項目は、両親が花粉症かどうか、患者さんの年齢(3歳未満は発症しにくい) などです。
簡単そうに見えますが、難しい場合もあります。
例えば
・通年性鼻アレルギーの方は、ハウスダスト・ダニに年中反応している為に鼻内が年中、蒼白・浮腫状である
・小さな子供さんの場合 稀ではありますが、「風邪で眼が腫れることがある」
などです。
こういった場合は、総合的に判断することが必要となってきます。
くしゃみ・鼻汁のある方で、風邪 か花粉症か 迷っておられる方は耳鼻科で判断してもらうことをお勧めいたしします。
2018年3月16日
先日のことです。
「耳の痛み」で受診された子供さんがおられました。
耳の中を診てみると↓
鼓膜の軽度発赤と 緑色の物体 がありました。
点耳薬で洗浄しましたが
まだ残っています。
器具を使って吸引し取れたものがこれです↓
消しゴムの様な固さの物体でした。
お母さんと一緒に考えましたが、何かは分かりませんでした。
子供さんは、耳や鼻にいろんなものを入れることがあります。気になった場合は耳鼻咽喉科の受診をお勧めいたします。