岩倉市の「いのうえ耳鼻咽喉科」です。
先日のことです。
「耳がポコポコいう」とのことで当院を受診された患者さんがおられました。
耳を診てみると↓産毛、小さな耳垢 など色々・・
さらに奥を診てみると↓髪の毛が鼓膜に触れていました
先日のブログでも紹介しましたが、「髪の毛が耳に入って耳閉感」を生じることは結構あるのですが、「髪の毛が耳に入ってポコポコ」症状の方は珍しいですね
髪の毛の触れ方で差が出るのでしょうか?
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岩倉市の「いのうえ耳鼻咽喉科」です。
先日のことです。
「耳がポコポコいう」とのことで当院を受診された患者さんがおられました。
耳を診てみると↓産毛、小さな耳垢 など色々・・
さらに奥を診てみると↓髪の毛が鼓膜に触れていました
先日のブログでも紹介しましたが、「髪の毛が耳に入って耳閉感」を生じることは結構あるのですが、「髪の毛が耳に入ってポコポコ」症状の方は珍しいですね
髪の毛の触れ方で差が出るのでしょうか?
岩倉市の「いのうえ耳鼻咽喉科」です。
先日のことです。
「(学校給食で)サバを食べてからノドが痛む 😰 」とのことで当院受診された子どもさんがおられました。
飲み込む度に左ノドが痛むとのことで診てみると↓ありました
やはり左側です。
見つけることが出来れば、あとは器具を使って取るだけです💪
そして取れたものは↓サバの骨
大きいですね
絞扼反射(オエッとなる反射)のある中 頑張っていただいてありがとうございました🙏
岩倉市の「いのうえ耳鼻咽喉科」です。
先日のことです。「口の中にできものが出来て違和感がある」との主訴で来られた患者さんがおられました。
口の中を診てみると↓確かに硬口蓋が腫れています
これは「exostosis」という病変です。
日本語で「外骨腫」「外骨症」と呼ばれている、骨質の過剰発育による非腫瘍性の骨増殖です。
はっきりした原因は不明と言われていますが悪性の病気ではありません。そのため、自覚症状がない場合には特別な治療は行わず経過観察でOKな病変です。
「これが原因」と思いましたが、よくよく話を聞いてみると「今朝から会話しにくい感じ」もあるとのことで
もう一度しっかり観察すると↓口蓋垂(=のどちんこ)の両脇が浮腫状に腫れていました
患者さんが困っておられたのはこっちでした
教訓 「病気は一つとは限らない」
しっかりと話を聞き、しっかりと観察することの重要性を再認識しました
岩倉市の「いのうえ耳鼻咽喉科」です。
皆さんは うなぎ 好きでしょうか?
先日ネットを見ていて面白い記事を見つけました。
「都道府県別うなぎ生産量ランキング – 静岡・浜松が1位でない理由とは」🤗
引用元:都道府県別うなぎ生産量ランキング 静岡・浜松が1位でない理由とは | 失敗しないうなぎ通販の選び方
愛知県に住んでいることもあり、「愛知・一色町」もしくは「静岡・浜松」が1位と思いきや😗
1位はなんと鹿児島県
これには理由がありました( 以下「うなぎチョイス」さんのサイト記事を引用させていただきました)
うなぎといえば静岡県 という常識が崩れ始めたのは、1960年頃からと考えられています。
もっというと、1962年のシラス大不漁が原因です。
歴史的なシラスウナギの不漁により、静岡県の養殖業者たちはうなぎを求めて全国へ。
まだうなぎ養殖が発達しておらず、シラスウナギの価値が見出されていなかった地域から、高額でシラスウナギを買い上げたのです。
これにより、「シラスウナギは儲かる!」と気づいた地方の人々が、次々とうなぎ養殖業に参入。
こうしてうなぎ生産量を大きく伸ばしたのが、鹿児島県であり宮崎県だったのです。
うーんそんな理由があったんですね
確かにうなぎはおいしいですから😋
岩倉市の「いのうえ耳鼻咽喉科」です。
先日のことです。
「耳閉感」を主訴に当院受診された患者さんがおられました。
「耳に水が入った様な感じの耳閉感」ということで耳を診てみると
何か黒いものが
さらに近づいてみると↓髪の毛のようです😲
その先端は↓
鼓膜に触れていました。
これが「水が入った様な耳閉感」の原因です
こういうエピソードで受診される患者さんは多いのです。
耳症状が気になる方は、耳鼻科で耳checkをお勧めいたします
岩倉市の「いのうえ耳鼻咽喉科」です。
先日のことです。
接客業をしておられる患者さんが「声枯れ」が気になるとのことで受診されました。
ファイバーでノドを診てみると↓小さいポリープがありました。
ポリープがあると、なぜ声が枯れるか言いますと
まずは、この動画をご覧下さい
高速の点滅光(ストロボ)を利用して声帯振動をスローモーションで観察した動画(ストロボ撮影)です。
ポリープがあると、声帯がきっちり閉じなくなったり、声帯振動に左右差を生じるために「声が枯れる」のです。
ストロボ撮影を私が初めて見た時は「なるほど そうなのか」と思ったものです。
「声枯れ」が気になる方は耳鼻咽喉科受診をお勧めいたします。
岩倉市の「いのうえ耳鼻咽喉科」です。
皆さん これが何か分かりますか?
「・・・」 🙄
当院は耳鼻科なので、「みみ・はな・のど」 いずれかの内視鏡写真なのですが、
内視鏡をもう少し離してみます↓
さらに距離を離します↓
これは穿孔(せんこう)といって穴の開いた鼓膜写真です。穴の奥の空洞は「中耳」と呼ばれている空間で、粘膜で覆われており不整凹凸があるのです。
中耳炎を何度も繰り返すと、「慢性中耳炎」という病名になるのですが、その場合 鼓膜に穴が開く場合が多いのです。
上図の赤い部分が鼓膜の穴を通して見えている状態です。
鼓膜に穴が開いているため中耳が丸見えの状態ですが、正常人でもこのような空間になっています。
人体の不思議な部分ですね。
岩倉市の「いのうえ耳鼻咽喉科」です。
インフル患者、愛知で最多記録更新 猛威続く(朝日新聞デジタルニュース)
愛知県内の定点医療機関あたりのインフルエンザ患者数が、(調査が始まった1999年以降で)過去最高値を記録したようです。
当院においても、先日 インフルエンザB型の患者さんがおられました。
38℃以上の発熱、頭痛、関節痛・筋肉痛、全身のだるさ(倦怠感)などが比較的急速に現れるのが特徴ですが、
微熱や鼻汁といった軽い症状の患者もおられます。
疑わしい症状がある方は医療機関の受診をお勧めいたします
岩倉市の「いのうえ耳鼻咽喉科」です。
先日のことです。
「耳垢が溜まった感じがする」とのことで当院受診された患者さんがおられました。
耳を診てみると↓確かに耳垢が溜まっていました。
これを除去したところ↓
鼓膜の外側の皮膚部分に大きな凹みが
外耳道の骨が破壊されて、皮膚欠損・骨が露出した状態です 🙄
病名は「外耳道真珠腫(がいじどうしんじゅしゅ)」と言います。
ここで外耳道真珠腫について述べたいと思います。
古くなった皮膚の塊(角化上皮)が、外耳道に異常に堆積。そこに炎症が起こることで病変部分に皮膚上皮細胞が侵入して、骨が露出した状態となります。外耳道に白い物質が充満真珠のように見えるので真珠腫と言います。
耳だれ、慢性の鈍い耳痛みなどです。稀ではありますが、骨の破壊が進行した場合 難聴、開口障害、顔面神経麻痺などを生じることもあります。
外耳道に多量の角化物の堆積を認める。また、それらを除去した際に骨欠損・骨破壊を認めた場合に外耳道真珠腫と診断されます。CTで病変の進展を把握することもあります。
堆積・増殖した真珠腫を定期的に除去することで病変の進行・拡大を防ぎます。 放置すると外耳道の骨の破壊が進行するため、指示されたとおりに定期受診→除去することが必要です。
通常は、「骨を破壊する病気」と言えば悪性ですが、良性でも骨破壊する病気があるのです
インフルエンザ大流行中ですね。
1/19付けブログでも「インフルエンザ 当院の取り組み」と題して、主にハード面での取り組みを紹介させていただきました。
インフルエンザ迅速検査は非常に有用な検査ではありますが、やはり検査の限界というものあります。
問診、診察、検査 と総合的に考え診断することが重要と考えています。
特に、診察においては のどの診察を重要視しています☝
何を診ているかというと
「インフルエンザ濾胞(ろほう)」です
インフルエンザ感染時に、のどの奥の壁(咽頭後壁)にイクラを思わせる ぶつぶつ が出現すると言われています。
例えばこの所見↓
もう少し近付き、光の角度を変えてみるとこの赤いぶつぶつです。
感染後2,3時間程度で出現するため迅速検査より早期に拾え、感度特異度も96%程度と高い ! とのデータもあります。
東大出身のDrが起業した医療機器ベンチャー、アイリス(Aillis)が このインフルエン濾胞と人工知能(AI)を組み合わせて「インフルエンザの新しい検査法・装置」を開発しています(記事参照)。
昨年10月にこのセミナーを聴講してきました
私も「AIに負けじと💪」毎日診察を頑張っております