カテゴリ: 診療について 2018年4月28日
皆さん 「舌扁桃炎」という病気をご存じでしょうか? ほとんどの方は聞いたことがないと思います。
「扁桃炎で高熱が出る」→これを治す目的で「扁桃を切る手術を受けた」というケースがあります。
この場合の扁桃炎とは、口蓋扁桃炎を指します。口蓋扁桃炎は、肉眼で確認することが出来るため診断は容易です↓
しかしながら、肉眼では見えない扁桃炎も存在するのです。
先日のことです。以前に扁桃を切った(=扁桃手術後)患者さんが、ノドのひどい痛み・39℃の熱を主訴に受診されました。
扁桃手術後のため、ノドを診ても口蓋扁桃はありません。
舌扁桃を観察するためにファイバーを使用したところ
舌扁桃炎 を認めました↑
舌扁桃炎は、熱・ノド痛み以外に、口臭の原因にもなります。今回は扁桃を切った患者さんでしたが、手術を受けていない患者さんにも起こることがあります。
高熱・(いつもと違う)ノドの痛みの方は、耳鼻咽喉科の受診をお勧めいたします。
カテゴリ: 医院の取り組み 2018年4月23日
「ざんねんな いきもの辞典」「泣ける 生き物図鑑」に続いて、キッズルームに置いてみました。
図書館等でも順番待ちのようです。
大人気シリーズのこちら内容は動物の知られざる生態や知識を教えてくれるものです。小学生~大人まで楽しめる良い本です。
興味のある方は是非どうぞ。
カテゴリ: 診療について 2018年4月20日
H29.8/29付けの当院ブログでも記載しましたが、「毎日の耳掃除・耳かき」が原因で耳のトラブルになっておられる患者さんは非常に多いのです。
まずは正常な鼓膜です↓
「耳の痒み」で受診された方の所見です↓
外耳道・鼓膜にカサブタが多数付着しており、「外耳道湿疹」の状態です。毎日の綿棒が原因と考えられます。
投薬治療できれいになりました↓
毎日耳掃除をされている方は要注意です。
カテゴリ: 医院の取り組み 2018年4月16日
ヒノキ花粉がピークを過ぎつつあります。
いつも頑張っていただいているスタッフさんに 差入れを検討中の院長
Dr:「差入れは何がいいですかね」
スタッフ:「〇〇〇ショコラなんかどうでしょう」
Dr:「了解です」
amazonで見てみると、ありました
早速ポチっと発注
届きました
開けてみると
沢山
エッ? 欲しかったのは神戸ショコラ?
カテゴリ: 医院の取り組み 2018年4月13日
4/13(金) シ〇バー人材の方にお願いして植栽の草取りをしていただきました。
今日は日差しも強く、暑い中 本当にありがとうございました 🙏
草取り前
草取り後
春から夏にかけて爆発的に増えるスギナが沢山ありました。写真では分わかりにくいのですが綺麗になりました。
カテゴリ: 医院の取り組み 2018年4月12日
4/12(木)は定期清掃の日でした。
ワックス前
ワックス後
カーテンの映り込みが違います。
そうじ前
そうじ後
今年は花粉飛散量多く、さすがに床が汚れていました。
お陰様で床がピカピカです
今日も朝早くからどうもありがとうございました🙏
2018年4月11日
「耳がバリバリ」?
皆さん 何の事?かと思われるかもしれませんが、中耳炎が治っていく途中で「ツバを飲み込む際・あくびの際に 耳がバリバリ」と聞こえる時があるのです。
「耳の痛み」で受診された中学生の患者さんの耳の写真です↓
鼓膜に一部発赤を認め、「軽い中耳炎」の状態です。
その1週間後の耳の写真です↓
鼓膜の赤みは消失しましたが、鼓膜の奥(中耳腔)に液の貯留を認めました。
患者さんいわく、「ツバを飲み込む際・あくびの際に 耳がバリバリと聞こえます」
それを聞いたお母さん、「えっ」
皆さん理解出来ますか?
2018年4月8日
4/7(土)診察終了後に名古屋市立大学病院 🏥 で行われた講演会に参加してきました。
演題は「聴覚過敏の診断と治療」 👂
演者 🎙 は 福岡大学 耳鼻咽喉科教授 坂田 俊文 先生 です。
内容は以下のようでした。
・聴覚過敏と耳鳴は発生機序が似ている部分が多い
・聴覚過敏の治療目標は、症状の完全消失ではなく日常生活に支障がないレベルまでもっていくことである
・メンタル的な病気が背景にあることも多く、認知行動療法に準じたアプローチが必要な場合がある
うーん 専門の先生は、やはり奥が深いです。
今回も大変勉強になりました。
明日からの診療に活かしていきたいと思います。
2018年4月6日
先日のことです。
「3日前から鼻汁・眼痒み」を主訴に受診された子供さんがおられました。
鼻を観察してみると↓
浮腫状に腫れており、「スギ花粉症」と診断しました。
ここで耳を診てみると↓
鼓膜の奥(中耳腔)に貯留液が貯まった状態です(特に右耳は出血した様な色調です)。
花粉症が原因で、「鼻を強くかむ・すする」→「耳の奥に液が貯まる」という状態になっていました。
抗アレルギー薬を処方し2週間ほど治療したところ↓
(赤線部分に名残はありますが)すっかりきれいになっていました。
「正しい鼻のかみ方」ですが、以下の点に注意しましょう
・片方ずつ かむ(反対側の鼻を塞ぐ)
・強くかむのではなく、ゆっくり小刻みにかむ
鼻のすすりすぎは良くないですね。
花粉症の皆さん 「鼻のかみすぎ・すすりすぎ」に注意しましょう。