岩倉市の「いのうえ耳鼻咽喉科」 院長の井上です。
先日のことです。6歳の子供さんが「イビキ」「鼻閉」があるとのことで当院受診されました。
レントゲンを撮ってみると↓
アデノイド肥大を認めました。赤い矢印部分が出っ張っており、その下の黒い空気の通り道が狭くなっています。
病名は「アデノイド肥大」です。
アデノイドとは鼻と咽の間にあるリンパ組織で、咽頭扁桃ともいいます。
誰にでもある組織なのですが、特に幼児期に生理的に大きくなります。アデノイドの大きさのピークは6歳頃で、以降は徐々に小さくなって萎縮していきます。アデノイドが必要以上に大きくなると、イビキ、鼻閉、口呼吸、睡眠時無呼吸を生じ、 成長や学習への悪影響につながる可能性があります。
今回の子供さんは、大きさピークの6歳でもあり両親と相談し、手術無しで様子をみていただくこととなりました。
イビキ・鼻閉・口呼吸が気になる子供さんは、耳鼻咽喉科の受診をオススメいたします