クリニックブログ

3か月前から

カテゴリ:  2021年2月6日

岩倉市の「いのうえ耳鼻咽喉科」 院長の井上です。

 

 

 

 

先日のことです。
3か月前から口内炎が続く」とのことで受診された子供さんがおられました。

 

 

 

 

「場所は👄」とのことで診てみると↓
IMG_9978 - コピー水ぶくれ」の様なものが

 

 

 

 

病名は「下口唇のう胞」です。

 

ここで下口唇のう胞について述べたいと思います。

 

症状

口唇の腫れ(下口唇に多い)で痛みはありません。5mm前後のものが多く、1cm以上のものは少ないです。

原因

口唇を噛んだ場合に出来やすいという説もありますが、はっきりした原因は分かっていません。
唇の膜下には多数の小唾液腺(=唾液を作る組織)があり、唾液を分泌しています。唇を噛んで小唾液腺が傷つくと、唾液が正常に分泌されず粘膜下で溜まってしまうことがあり、下口唇のう胞が生じると言われています。

治療

稀ではありますが自然に治ることもあります。そのためしばらくは様子をみて治りが悪いようであれば外科的切除がベターです。総合病院の耳鼻咽喉科 or 口腔外科へ紹介いたします。手術としては、外来でメスを用い嚢胞だけでなく原因となった小唾液腺も切除します。

 

 

 

 

今回の子供さんは、何もせずに様子をみていただくことになりました。

 

 

 

 

 

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