岩倉市の「いのうえ耳鼻咽喉科」 院長の井上です。
11/4(月)は祝日🎌でしたが、名古屋市内で開催された
「こどものゲーム・ネット依存の現状と対応」のセミナーに参加してきました
演者は、国立病院機構 久里浜医療センター🏥 院長 樋口 進 先生👨です。
この分野で第一人者👏の先生の講演ですので
会場は ほぼ満席
ゲーム・ネット依存は研究が浅く、原因も治療法もまだ不明確な状態とのことですが、依存が疑われる患者さんは非常に増えてきており、専門医や制度確立が追いついていない状況です。
治療方法について
①カウンセリング
②入院治療(2か月)
③薬物治療
④キャンプ治療(全員参加で集団生活、かつて依存だった人の談話を聴く)
などもあるようですが
治療の基本は、「本人が自分の意思で行動を変えていくようの援助する」ことがポイント
「ゲームやスマホ📱を取り上げる」といった周囲からの制限は効果が無いそうです
具体的には
【ゲーム・ネットを、他の活動に置き換える】
(A)ネットの出来る時間を減らす
・塾、予備校、学校での補習
・勉強は家の外で完結させる
・アルバイトも歓迎
(B)ゲームの優先度を2番以下に
・部活、ボーイフレンドやガールフレンドなど
・一番多いのは勉強・進学、仕事
・友人・先生からの助言は有効
友人から「お前 まだゲームに はまっているの 受験勉強するなら今でしょう」
と言われたりすると とっても効果あるそう です
「バーチャルではなく、現実の活動を豊かにする」のがポイントのようです。
今回も非常に勉強になりました